近況報告

トマトジュース販売

11月8日の、慶應義塾創立150年を記念して、私の関係で、トマトジュースが販売されます。

トマトジュース「大農」
1リットル瓶 2本セット 4500円(税込み)
慶應義塾創立150年式典SFC会場(11月8日)のみでの限定発売(350セット限定)です。

このトマトジュースは、私自身の研究テーマである「ITを用いた次世代農業システムの開発」プロジェクトの実験農場(新潟県糸魚川市 (株)糸魚川農業興舎 )で栽培されたトマト「桃太郎ファイト」に、わずかな塩だけを加えてジュースにしたものです。トマトジュースというよりも、どちらかというと、トマトスープとでも言うべき仕上がりになっています。

ラベルには、慶應150年のオフィシャルロゴがつき、「大農」という題字は、慶應義塾大学総合政策学部初代学部長「加藤寛」先生に書いていただきました。また、「大農」という言葉は、福沢諭吉先生著の「学問のすゝめ」の中の一節「農たらば、大農たれ」から取らせていただいています。

興味がある方は、是非、お問い合わせください。
なお、当日、会場にいらっしゃっていただくと、先着順で販売しています。

↓当日配布されるチラシ(クリックすると拡大されます)

↓購入申込書(PDF:240kb)

夏風邪で思考停止。。

8月末に風邪を引き、それからずっと不調です。
夏風邪は長引くとよく言われますが、今回は、本当に完治せず辛い毎日を送っています。

それでも昼間は良いのですが、夜になると、咳が出るため、熟睡できず、毎日睡眠不足という状態が続きます。さすがに辛いので、数日前から咳止めを飲み始めました。
#それまでは、出張続きで、移動で体力を消耗していたためか、咳止めを買おうという元気がなかったのです。

それでようやく寝られるようになったのですが、全体的に体がだるくて仕事が進みません。問題なのは原稿で、予定よりも半月以上更に遅れる事になってしまいました。。。頑張らなければ。。。
知人の方も、夏風邪で夜眠れないとおっしゃっておられました。風邪なんかと思うのですが、私の実感として、作業効率をここまでじわじわと低下させ、中長期的に長引かせる影響力があるものは、それほどありませんね。。。早く完治したいものです。

何か良い治療方法があれば、教えてください。。
ただし、安静にして寝ているという方法は駄目です。スケジュールにそれほど余裕がないため、常に移動が前提なのです。。。

実際のところ、かなり弱っています~。

沖縄との往復の日々

また、ご無沙汰してしまっています。
ここしばらくは、沖縄と東京を往復する日々が続いております。
沖縄県内で農業関連プロジェクトを立ち上げたためで、今まで経験があった本土とは気候が違うこともあり、いろいろと悩んでいます。

一方で、この秋からは、京都でもプロジェクトが立ち上げる予定で、数年前からは予想も出来ないことに、この秋以降、本当に農業漬けとなる日々を送りそうです。

現在、日本政府でも農業の問題がずいぶんと取り上げられています。ただ、表面だけ捉え、食糧自給率を上げようとしても無理ですし、一時的な補助金を出したとしても中長期的に農家を救えるわけではありません。ずっと補助金を出し続けるというのも一つの方策なのかもしれませんが、それでは、日本という国が財政的にやっていけないから今の状況があるのですから。。。

正確な分析は終わっておりませんが、日本国内の、熟練農家の生産性というのは、単位面積あたりで考えると世界でもトップクラスに位置しています。これだけの生産性を持ちながら、何故、うまくいかないのかといえば、今までの農業政策の方向性が、熟練農家の知見を活かすようなものではなく、むしろ、ベンダー側の論理に乗っ取ったもので、知見をつぶすような方向に沿ったものとなっていたからだと思います(ある意味、極論ですが)。
米国型の農業を日本で適用とする動きもありますが、日本のような中山間地が多い状況ではとても適用することは厳しいですし、そもそも、米国型農業って、コストは低いですが、生産性としては、上述するような国内の熟練農家よりも遙かに低いのです。

国内だけの問題でなく、もうすこし幅広い観点から食というものを捉えてみますと、2050年に100億人前後といわれる世界人口を、今の食糧供給体制で乗り切れるのかという問題があります。少なくとも今の世界全体の食糧体制を考えると、まあ無理だというのが結論で、それをどのように乗り切るのかということを真剣に考えなければ行けない。世界全体で食糧がたりなくなれば、日本にしても輸入そのものが出来ないわけで、その段階を見据えた食糧政策というものを、世界、あるいは日本でもやっていかなければいけない。
アラブ諸国等は、この状況を踏まえ、既に、アジア諸国で土地を買い上げていますね。これは、自分たちが生活するために必要な食糧が自国内で生産が困難であるのならば、自分たちで確保しておくという積極的な姿勢です。2050年に飢えないための方策を、今からきちんと手掛けているわけで、我々も何かしなければ行けない、そう真剣に考えています。

国内の熟練農家が保持する、世界でもトップクラスの生産性を成し遂げるような農業を国内各地、そして世界各国へと広げていけるのであれば、この食糧危機に対する一つの方策になるのではないかと思っています。今、沖縄、京都へと走り回っているのは、その先駆けになるかなと思っているからでもあります。

まあ、飛行機に乗りすぎで、そろそろ、腰が痛いですが。。。(今も、先ほど空港に到着して、移動中の列車の中です)。

産業構造審議会 の 2

昨日も産業構造審議会情報経済分科会でした。
午後1時から3時。

なんか、自分の会社が投資している技術の説明を長々としている人がいる。。
それは、あまりに、問題外だけど。。

話が通じないなという瞬間がかなり多い。。

斬新な事を、簡単な言葉で説明する事は難しい。
簡単な言葉で説明しようとして、意味がずれてくる事もある。さらに、それが誤解されたりすると、もう、訳がわからない。。

まあ、それでも、「職人芸の産業化」というテーマが、今回の審議会のテーマの一つとして取り上げられようとしている。それは、私自身が、国内産業が目指すべき方向性の一つだと考えており、正直に申し上げて非常にうれしい。
この「職人芸の産業化」の前提として、最近、考えているのは、本来はルーティンワークに当る部分を、どのようにオープンで共有可能案な知見やフレームワークとするのかというところ。なぜなら、今のSIの仕事の7割くらいが、このようなルーティンワークに費やされている。この部分を軽減しないと、目指すべき「職人芸の産業化」のための時間や経費が生まれてこない。それをどのようにするかという点が重要だと思う。

産業構造審議会

今年から、経済産業省の産業構造審議会と言うところのメンバーになりました。
会議に出て感じるのは、やはり、「現場を忘れた意見は、的を外しているものがおおい」と言う事です。何となく良くて、何となく納得できる、でもよくよく考えてみると内容がない。そんな、お役所的な意見が多いです(まあ、そういう場なのでしょうが)。未だに、PMの必要性とか言われても。。。それは、何年前の議論なんだろうとか、そんな考えを持ってしまいます。PMだけでは駄目だから、という問題意識に、既に現場はなっていると思うんですけどね。。。
まあ、その現場の意見を出せという意味での、委員就任だと思いますので、頑張って意見を言おうと思います。

お久しぶりです

しばらく考えるところがあり、Blogを更新していませんでした。
この数ヶ月、自分を取り巻く状況が公私ともに大きく変化し、その中で自分の今後の位置づけをどのようにしていくかという点について、考えを巡らせていました。
産業構造審議会の委員となり、国レベルの政策立案現場に立ち会うようになりました。その事自身は非常に刺激的でやりがいがある事だと思います。これに付随するように、様々な活動の機会も増えてきました。
一方、宮台真司さんにも指摘されていますが、自分をすり減らすような、自分の切り売りになるような展開・活動はすべきではないと考えている状況です。
しばらく、落ち着いて考えてみようと思い、ばたばたと仕事で走り回っている中、Blogの更新を止めていたわけです。少し見えてきた事もあり、そろそろ、再開する予定です。
今後ともよろしくお願い申し上げます。

ORFを終えて 「ネガティブな要素」とは

11月22日、23日に六本木ヒルズにおいて開催されたORF(Open Research Forum)が終了しました。研究室の展示を2コマ、パネルディスカッションを1つ実施しました。来場してくださった皆様、本当に有り難うございます。

今回の展示では、「机上から実践へ」を主題に、「実社会で通用する」、「実社会を変革する因子を持つ」情報技術の提示を社会に出していくと言う姿勢を見せる事に主眼をおきました。情報技術を単に活用するだけではもう社会に通用しなくなっている。それをきちんと考えていかなければ、日本という社会そのものが停滞し、国際競争力を失っていくのではないか。そのような、私自身のある種の焦りが、この主題を提示する事に結びつきました。

パネルディスカッションでは、國領二郎さんと、宮台真司さん、私の3名でのパネルディスカッション。例によって(?)、チャットと実議論という2つを並列して実施するという手法で、途中いくつかトラブルがあったと思いますが、まあ、おもしろい議論になったのではないかと思います。皆さんからのコメントをお待ちしております。議論の中で、宮台真司さんの指摘の中で、様々な行為におけるネガティブな因子に関する言及がありました。琉球硝子の職人の話でいえば、熱く辛い加工工程を指すのでしょうし、きつい修業時代を指すのかもしれません。このようなネガティブな要素があるからこそ、おもしろいモノが作れるというのは一つの事実だと思います。問題は、その先に、喜びが見いだせるかというところで、モノ創りの良いところは、素晴らしいものが出来上がったときの喜びであり、あるいはそれを使う方々の喜びを自分自身が感じるところだと思います。それに対して、IT分野はその喜びを見いだせる可能性が非常に少ない。だから、ネガティブな要素を考えなくても進める、安易な機能の組み合わせに基づくシステム構築が蔓延しているのかもしれません。パネルが終わってから、ぼんやりと、そんな事を感じました。
逆に言えば、そこに喜びを見いだしている人は、やはり、おもしろいシステムを構築している。それは事実なのかもしれない。私自身の知人を考えてみると、やはり、楽しそうに、自分が構築したシステムの話をする。ただ、自分自身の満足、喜びで終わってしまっている場合が多い事は気になりますけどね。
このあたりをもう少し考え、具体的な展開へと結びつけたいですね。私はやはり実践をしなければ意味がない存在ですし、そうでないと、私自身が満足しないですから。

DeNA

先日(と言っても少し前ですが)、DeNAの南場社長へインタビューに行きました。
その結果が、公開されていますので、お知らせします。
http://www.itmedia.co.jp/bizid/articles/0711/22/news003.html

これは、以前から少しご紹介している、イノベーティブ社会基盤フォーラムという、私を含めた何名かで立ち上げた、情報処理学会のフォーラムの活動の一環として行ったものです。IT Mediaさんから「イノベーションの現場から」というシリーズで発表します。テーマとしては、個々の企業のイノベーションの源泉を探ると言う切り口で、おもしろそうな企業からお話を伺っていきます。
その第一回が、DeNAだったわけです。今後も、おもしろい企業に取材に行き、その結果を踏まえ、自分たちの活動につなげて行ければと思っています。ご期待ください。

イノベーションの現場から

先日実施した座談会の様子が、IT Mediaの記事になりました。

これは、昨年度からIT業界の少人数の知人を中心に立ち上げた、「情報処理学会 イノベーティブ社会基盤フォーラム」の活動の一環として実施したもので、主に組織におけるイノベーションをどのように維持躍進させていくかという問題に焦点を絞り、議論を進めています。

今年度は、1月に、ソフトウェアジャパン2008というところで、セッションを実施する予定です。結構、おもしろいセッションになると思いますので、是非、お越しください。。。

10+1

新学期が始まり、ばたばたとした毎日を送っています。

7月末に実施されたインタビューが書籍に掲載されました。
INAX 10+1  No.48 特集=アルゴリズム的思考と建築 です。
同書は、私も以前定期購読していたもので、今は季刊となっております。
掲載内容の質という意味では、以前からレベルを落とさずに継続されており、素晴らしいものだと思います。今回も、素晴らしい執筆陣ですね。

今回の対談の私のタイトルは、「複数のマテリアル/複数のアーキテクト」です。
宮台さんとの対談本である、計算不可能性を設計する の次に来る話について、いろいろと言及しています。感想等、お聞かせいただければ幸いです。

シンポジウム結果

日経に、この前のシンポジウムの結果が報告されています。

仮想世界のリアリティーや「引きこもり」を議論

私としては、近年稀な、辛い司会でした。
様々な意見が錯綜する中、充分に議論を牽引し、結果を導く事が出来ませんでした(反省)。
敗因は、仮想世界の定義がきちっとされていないといった前提がしっかりとさせていなかった事と、多くの参加者が実はセカンドライフ等の仮想世界に対する経験が少なかった事ではないかと思います。

前者は私のミスですが、私自身、定義がまだきっちりとなっていないですね。。。うーむ。後者は、もう少し経験者が多いと思ったのですが、皆さま、思ったよりも、こういうものが嫌いなのでしょうか。。。本来であれば、経験がないのに否定するというのもどうかと思いますが。。。

ただ、多数の有意義な意見が出た事も事実で、私自身、発見がいくつかありました。
このあたり、また、時間があれば、言及したいと思います。。

メールサーバ不調

困った事に、メインのメールアドレスとしているIEEEのalias サービスが不調で、メールが届かないというトラブルが続発しています。
状況的に困ってしまうのは、エラーにいまいち再現性がないという点。同じ方から届いたり届かなかったり。。いろいろとクレームをいただいております。ご迷惑をおかけしている方、本当に申し訳ございません。

mixiのほうには、現在確実に届くメールアドレスを記載しているのですが、ここにそれを記載すると、Spamが爆発しそうなため、申し訳ないのですが、ちょっとごまかして書かせていただきます。
私の名刺に記載しているメールアドレスの、@より後ろのところを、sfc.keio.ac.jpに変更していただくと、私の大学のめーるあどれすになります。。

すなわち、

XXXXXX@computer.org を、XXXXXX@sfc.keio.ac.jpに変更下さい。

ということです。

もう、IEEEのAliasサービスが始まって以来利用しているので5年以上にはなると思いますが、こんなトラブルが生じたのは初めてで、かなり困っていたりします。

お手数をおかけしますが、その旨、ご了解下さい。
#今、名刺も作成し直しています。

よろしくお願いします。

取り急ぎ用件のみにて失礼します。

セカンドライフ

日経の主催する研究会の主査をすることになった.今日が第一回目の研究会.今日の様子は,以下を参照

セカンドライフの現在と未来

会場は,70名を超える参加者.最近の日経のこの手の研究会としては,かなり多い人数ということで,会場は一杯だった.

今回の概要については,上記の記事を読んでもらえればわかると思う.私としては,今日の最初にも話したのだが,この研究会で,以下の3点について考えたいと思っている.

1. セカンドライフのような,仮想世界が今後広がるにつれ,現実社会(一次的現実)との間にどのような軋轢が生じ,どのような課題が存在するのか.

2. この種の仮想世界を支える技術の今後の先行きがどのようになっており,それが,これらの世界をどのように拡張していくのか.

3. このような二次的現実(仮想世界)と一次的現実(現実世界)とが様々な絡み合いをしていく中で,我々は,どのような社会システムをデザインし,どのようなプロダクトを世に出そうとしているのか.

セカンドライフも,様々な制約を進めようとしている.しかし,それが,どこまでリアリティを持つのか.
「現時点では,二次的現実がどれほどリアリティを増そうとも,そこでの懲罰は,現実の身体を傷つけるわけではない」からだ.

宮台さんのWebに..

今回,Webを公開する前,3月の話ですが,宮台さんのWebに,共著の本が紹介されています.持ち上げられているため,結構,照れます(^^;; が,紹介しておきます.
天才アーキテクト神成淳司氏との共著本『計算不可能性を設計する』まもなく上梓!

Web再開します.

長らく更新していませんでしたが,www.kaminari.org を再開します.