沖縄との往復の日々
また、ご無沙汰してしまっています。
ここしばらくは、沖縄と東京を往復する日々が続いております。
沖縄県内で農業関連プロジェクトを立ち上げたためで、今まで経験があった本土とは気候が違うこともあり、いろいろと悩んでいます。
一方で、この秋からは、京都でもプロジェクトが立ち上げる予定で、数年前からは予想も出来ないことに、この秋以降、本当に農業漬けとなる日々を送りそうです。
現在、日本政府でも農業の問題がずいぶんと取り上げられています。ただ、表面だけ捉え、食糧自給率を上げようとしても無理ですし、一時的な補助金を出したとしても中長期的に農家を救えるわけではありません。ずっと補助金を出し続けるというのも一つの方策なのかもしれませんが、それでは、日本という国が財政的にやっていけないから今の状況があるのですから。。。
正確な分析は終わっておりませんが、日本国内の、熟練農家の生産性というのは、単位面積あたりで考えると世界でもトップクラスに位置しています。これだけの生産性を持ちながら、何故、うまくいかないのかといえば、今までの農業政策の方向性が、熟練農家の知見を活かすようなものではなく、むしろ、ベンダー側の論理に乗っ取ったもので、知見をつぶすような方向に沿ったものとなっていたからだと思います(ある意味、極論ですが)。
米国型の農業を日本で適用とする動きもありますが、日本のような中山間地が多い状況ではとても適用することは厳しいですし、そもそも、米国型農業って、コストは低いですが、生産性としては、上述するような国内の熟練農家よりも遙かに低いのです。
国内だけの問題でなく、もうすこし幅広い観点から食というものを捉えてみますと、2050年に100億人前後といわれる世界人口を、今の食糧供給体制で乗り切れるのかという問題があります。少なくとも今の世界全体の食糧体制を考えると、まあ無理だというのが結論で、それをどのように乗り切るのかということを真剣に考えなければ行けない。世界全体で食糧がたりなくなれば、日本にしても輸入そのものが出来ないわけで、その段階を見据えた食糧政策というものを、世界、あるいは日本でもやっていかなければいけない。
アラブ諸国等は、この状況を踏まえ、既に、アジア諸国で土地を買い上げていますね。これは、自分たちが生活するために必要な食糧が自国内で生産が困難であるのならば、自分たちで確保しておくという積極的な姿勢です。2050年に飢えないための方策を、今からきちんと手掛けているわけで、我々も何かしなければ行けない、そう真剣に考えています。
国内の熟練農家が保持する、世界でもトップクラスの生産性を成し遂げるような農業を国内各地、そして世界各国へと広げていけるのであれば、この食糧危機に対する一つの方策になるのではないかと思っています。今、沖縄、京都へと走り回っているのは、その先駆けになるかなと思っているからでもあります。
まあ、飛行機に乗りすぎで、そろそろ、腰が痛いですが。。。(今も、先ほど空港に到着して、移動中の列車の中です)。
- 日時:2008年08月14日 13:43

