皆が嫌いなIT業界?

知人のブログを読み、いろいろと考える。

小野さんのブログである。
最近、有り難い事に、様々な企業の方とお会いし、様々な場でお話をさせていただく機会に恵まれている。ちなみに、お話をさせていただくというのは、講演をするという状況だけでなく、いろいろな議論をさせていただくというものが多数を占めています。。

消費財を研究開発販売している企業の方々、高齢者や障害者の支援をされている方々。
現場のリアリティを持つ方々の意見の強さ、そして気持ちよさを感じる日々である。一方で、IT業界は、私が教えているSFCに在籍している方々(学生、教員、もちろん私も含む)にとっても、いまいち、何を持ってしてIT業界というかという定義については明確な答えを持っていない人が多いが、それは、実際にIT業界の中で働いていない人に取り、IT業界における「現場のリアリティ」というものが、実感を持って感じられないからなのだと思う。

今回、小野サンが取り上げている、「大手メディアによるIT業界ネガティブキャンペーン」というのも、書いている記者の方が、IT業界のリアリティというものが実感を持って感じていないからなのではないだろうか。リアリティがあるということは、やはり、その業界で、実際に人にあって、IT業界で言えばシステムを構築するという作業を何らかの形で手掛けている(あるいは、その経験がある)方々である。抽象的な議論やメディア批評に従事しているのでは、分かり難いリアリティが、未だに、IT業界では実存しているのである。このリアリティを記事を書く側が実感しているか否かが、今回、小野さんが指摘しているような、記事の記述へと繋がっているのではないだろうか。

ちなみに、この、独自のリアリティがIT業界において実存している状況について、私自身は、少し批判的である。そのような状況が、IT業界を狭めていると思うし、私自身が良く問題視している、「IT業界と他業界との溝」の要因にもなっていると捉えているからである。