対談
10月2日に、宮台真司さんをSFCにお招きし、神成研究室主催で特別対談を実施しました。
来ていただいた方に感謝します。特に、東京の他大学から来ていただいた方もいらっしゃったりしてびっくりです。何でも6月に実施したOAZOでの対談のYouTubeを見て下さったとか。。。以外な展開ですね。
話の内容は、過激に(?)、SFCの学生を刺激するものになりました。
一つは、私自身が最近考えている、「自分の中での当たり前を壊す事ができるか?」というテーゼに繋がるものです。授業をやる。成功する。そうすると、次の年度も同じようなカリキュラムになります。いわゆる成功パターンに入っているような気がするわけです。簡単に言えば、「この成功パターンを壊せるか」ということです。大学の教員としてやっていると、特に、陥りがちなのですが、やはり、これを意識して進めたい。毎年は無理でも、数年おきにはやりたい。対談でも、学生の前で約束してしまったし(中には、1年生もいた)、まあ、進めていきたいと思います。それが出来なかったら、自分自身、進歩していないということで、そんなのは嫌ですしね。
もう一つは、「今の学生と教員とは、同時代に生きているのだけれど同世代ではないのだから、指導教官を詰まらないと捉える、その事に挑戦して欲しい」ということを宮台さんと二人で申し上げました。闇雲に、教員にあこがれるなんて、そんな時代ではないです。時代の変化はずっと早い。私だって、今、20歳前後であれば、いまさら、ITをメインにはやらないのではないかと思う事があります。教員の話す事にただ感動しているのではなく、その殻を意図的に破るトライアルを常に続けて欲しいという事です。もちろん、私自身もその対象であり、研究会の学生には、そのように捉えて欲しいと思います。教員にただただあこがれるなんて、宗教以外の何者でもないわけで、そんなのは気持ち悪いですし、良い結果は何ももたらさないでしょう。それに気づいて欲しいという思いでした。
前者に関して言えば、必ずしも全ての学問領域に当てはまるとは思っていないし、対談の際にもそのように申し上げました。きちんとした積み重ねの成果として結果が向上していく学問分野はあるし、やはり、きちんとした専門を持つ事は重要です。広く浅くつまみ食いばかりしているだけでは、やはり、新しいものを創り出す事が難しいのは厳然たる事実だと思います。
今回の対談がSFCで実施したからこそ、私は、これら2点を申し上げたのです。外部の方に、「SFC出身者は、専門がないと不安に思い、転職ばかり繰り返す傾向がある」と伺った事があります。自分自身の専門分野が何であるのか。それを自分自身で発見する事がSFCでは求められており、そのための、上述の2つの取り組みなのだと思います。
難しい事ですが、何とか、自分自身も、そのように進められたら良いなと思います。。。うーん。
- 日時:2007年10月05日 23:29

